SNSへ投稿したい商品や出来事はあるのに、文章を考えるところで止まることがあります。ChatGPTなどの生成AIは、投稿文の下書きや言い換えに使えます。

ただし、「SNS投稿を書いて」と頼むだけでは、ありきたりな文章になったり、入力していない情報が加わったりします。使いやすい下書きを作るには、AIへ渡す情報と、人が確認する項目を決めることが大切です。

まず用意する5つの情報

1. 投稿の目的

新商品を知ってもらう、営業時間の変更を伝える、イベントへ案内するなど、1投稿に1つの目的を決めます。

2. 読んでほしい人

初めて知る人、既存のお客様、近隣の方など、主な読者を1つ決めます。読者が曖昧だと文章も曖昧になります。

3. 必ず入れる事実

商品名、日付、価格、場所、予約方法、注意事項などです。AIに推測させず、正しい情報を渡します。

4. 文章の雰囲気

「落ち着いて丁寧」「親しみはあるが軽すぎない」「絵文字は1つまで」のように具体的にします。

5. 避けたい表現

大げさな表現、急かす言い方、専門用語、普段使わない言葉などを指定します。

基本の入力例

Instagram投稿の下書きを3案作ってください。 目的: 秋限定メニューの紹介 読者: 以前来店したことがある方 必須情報: 10月1日から、数量限定、価格は税込680円 雰囲気: 落ち着いて温かい。大げさにしない 長さ: 120〜160文字 避ける言葉: 絶対、最高、今すぐ 最後に、来店を急かさない自然な一文を入れる

3案出してもらい、良い部分を組み合わせます。最初から1つの完成文を求めるより、選べる方が会社やお店の言葉に合わせやすくなります。

画像がある場合の伝え方

画像を扱えるAIでも、画像だけに頼らず、投稿したい事実を文章で渡します。

たとえば料理写真なら、次を補足します。

  • 正式なメニュー名
  • 写真に写っている材料
  • 提供期間
  • アレルギーや注意書きの扱い
  • 写真では分からない特徴

AIが画像から推測した材料や味を、そのまま事実として使わないようにします。

1つの情報から用途別に作る

同じお知らせを複数の場所へ出す場合、元となる正しい情報を1つ作り、用途別に下書きします。

  • Instagram: 写真と一緒に読める文章
  • X: 要点を短く
  • LINE: 既存のお客様へ分かりやすく
  • Webサイト: 日付や条件を正確に

AIへは「内容を変えず、媒体に合う長さへ整える」と伝えます。媒体ごとに価格や日付がずれていないか、人が確認します。

投稿前の確認項目

事実

  • 日付、曜日、時間は正しいか
  • 価格は税込・税抜の区別を含めて正しいか
  • 商品名、店舗名、場所は正しいか
  • 数量や条件を勝手に加えていないか

表現

  • 普段の言葉と大きく違わないか
  • 大げさな断定になっていないか
  • 不必要に急かしていないか
  • 同じ言い回しを繰り返していないか

安全・権利

  • 顧客の顔や氏名を許可なく載せていないか
  • 他社の文章や画像をそのまま使っていないか
  • 健康・法律・税務など、専門判断が必要な内容を断定していないか
  • 社内情報や個人情報が含まれていないか

テンプレートとして残す

一度うまくできたら、入力内容を次回用に残します。

たとえば「新商品紹介」「営業時間変更」「イベント案内」「採用案内」の4種類に分けて保存します。毎回変更する部分を角括弧で示すと使いやすくなります。

商品名: [商品名] 期間: [開始日〜終了日] 特徴: [事実を3つまで] 価格: [税込/税抜を明記] 読者: [主な読者] 雰囲気: [会社・お店の言葉]

まとめ

ChatGPTでSNS投稿を作るときは、目的、読者、事実、雰囲気、避けたい表現を渡します。AIの文章は下書きとして使い、公開前に事実・表現・安全を人が確認します。

テンプレートを1つ作れば、毎回ゼロから考える負担を減らしながら、会社やお店の言葉を保ちやすくなります。

自分の仕事なら、何をAI化できる?

SNS投稿を先に整えるべきか、口コミ返信や問い合わせ返信を先にするべきかは、仕事の回数と負担によって変わります。架空の喫茶店を使った診断サンプルで、改善提案のまとめ方をご覧いただけます。